結婚

この旦那につきこの嫁あり!結婚式場で5年働いた話

こんにちは。あるある体験記WAKARU編集のマチルダです。

 

突然ですが、わたしは音響や照明など舞台関係の学校を出ており、そのまま20歳~25歳で音響さんとして働いていました。

毎日の現場はそれぞれですが、自分の固定現場というものがありました。
月曜日は本社に出勤し、会議や経費精算等の事務処理
平日は関東域で様々な現場(TVや駅、花火大会やイベントなど)
土日は結婚式場やホテル会食や株主総会など

マイクや照明を使うような場所があれば、あちこち飛び回っていましたが、
なかでも私が固定で結婚式場の現場を5年間担当していた時の話です。

 

 

 

結婚式場での音響さんの仕事は様々でしたが、結婚式当日でかける音楽の打ち合わせというものがあり、まだ今ほど音楽の著作権が厳しくない時代に、プランによってはお客さんからお金をもらって、楽曲の提供やシーン指定や編集、タイミングなどさまざまなことを打ち合わせで決めていました。

おそらく400件以上の結婚式はみてきましたが、その打ち合わせ段階で出会った、変わったご新郎ご新婦様がいました。
この旦那さんにはこの奥さんなんだな、と感じるエピソードをいくつか紹介します。

 

本気でいってる?天然旦那A夫婦の場合

旦那「ここのケーキ入刀さあ、かわいい曲がいいよね…」
嫁 「そうだねえ…なにかおすすめありますか?」
私 「そうですね、かわいらしく大人っぽいのであれば、j-popのヴォサノバや、ディズニーとかでも良いと思いますよ。いくつかお聞きしますか?」
嫁 「お願いします!」
旦那「まって!!ジブリってどう!?」
私 「ジブリもございますよ。英語でカバーしているアルバムですと、かわいすぎず、おしゃれです。」
旦那「うーん…でもディズニーもかわいくて捨てがたい…まって、ふたりともなにもいわないで…」
嫁・私「…」

 

5分経過

 

嫁 「どうするか決めた?」
旦那「おれ、天才かもしれない…ディズニーとジブリの間の曲にすればいいんだ!!」
私 「…あいだ…ですか…。どんなものか、だいたいでいいので教えて頂けますか?」
旦那「えっとね、そしたら…三鷹の森と浦安だから…えーと」
私 「(ジブリ三鷹の森美術館とディズニーランドの場所?!)」
嫁 「あれ、違うよ、地域じゃないって。大丈夫?」
旦那「あ!!!そうか!!三鷹の森と浦安のあいだ!!!ディズニーとジブリの間の曲だから、
ジィブニーだ!!!!!!(真顔)」
嫁 「天才。もーほんとすき。(笑)」
私 「!?!?!?!(パニック中)」

 

 

 

体育教師同士!熱血B夫婦の場合

旦那「マチルダさん!!!僕ね!!!思うんですよ!!!!」
私 「はい。」
旦那「日本人て、パッションが足りないんですよ!!!!こう!!!熱いなにかが!!!!!」
嫁 「そう!!!!ほんとそう!!!!!ほんとに!!!!」
私 「はい。」
旦那「マチルダさん!!!だからね!!!!ぼくね!!!!こう!!!!胸が熱くなるような!!!
ビートで聞けるような!!!!!そんな楽曲がいいんですよね!!!!」
嫁 「そう!!!!ほんと!!!!!わたしの子宮に響くような!!!!」(←?)
私 「はい。ロックかクラブミュージックなどの重低音がいいですかね?」
旦那「違う!!!!そこは!!!!大黒摩季だろおおおおおお!!!!」
嫁 「そう!!!!熱くなれ!!!!!!!!」
私 「(タイトルだけやんけ)」

 

 

 

何者だよ…次から次へと…C夫婦の場合

旦那「マチルダさん、俺たち当日、ペットでいっぱいの披露宴にしたいんですよ。」
私 「ペットですか?何匹くらいいらっしゃいますか?大丈夫だと思いますが、シェフとプランナーには相談されましたか?」
嫁 「それがね、プランナーにサプライズでつれてこようとおもって!」
私 「ああ、それがペットは放し飼いにできないので、専用のゲージなどが必要ですし、お食事や赤ちゃんをお連れの方もいますので、サプライズは素敵ですが、一度ご相談されたほうがいいかと…」
嫁 「…っう……うぅ」(泣き出す声)
私 「?!」
旦那「泣くなよ。まあ驚かせたかったからサプライズにしてたけど、マチルダさんの言うことはたしかにそうですよね。」
嫁 「…っう…プランナーさんを驚かしたくて…キリンで…。」
私 「キリン?!」
旦那「うち、キリン飼ってるんですよ。それであの子も入れるような、天井の高い式場を探していて、ここにたどり着いたので。」
私 「キ、キリンは…過去例がないですね…ご自宅も天高ですごいですね…」
旦那「あーそれでいうと外に放し飼いですよ。あとこの広い会場のガーデンに、馬とロバと豚とニワトリもいっぱい離すんです。」
嫁 「ふふ。私たちの結婚式のテーマがブレーメンの音楽隊なんです!」
私 「(キリン関係なくね?)」

 

 

打ち合わせだけでここまで個性があるのです。
お互いがお互いに、すごくぴったり合うんでしょうね。
こういうのが、運命の人っていうのでしょうか。

結婚とは不思議なものです。わたしもいつかはぴったりした人と結婚するのでしょうか?
少なくとも、平凡な家庭ではおもしろくないなー、と考えてる以上、おもしろい家庭になるのは間違いないかもしれないです。

 

 

 

 

イラスト:すずはらだ

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