こんにちは。WAKARU編集のまるこです。
今回は「結婚式のスピーチ」のお話です。
結婚式で友人代表あるいは会社の代表として挨拶するとき、
人前に慣れている人でも多少は緊張しますよね。
結婚式は一生に一度の晴れ舞台ですから、場の雰囲気を壊しては一大事です。
笑いをとろうとして滑ってシーーーンとした空気になるのを恐れて、
固い挨拶にしてしまおうという人が多いのではないでしょうか。
私は人前が苦手過ぎて、本当に結婚式が嫌でした(笑)
旦那は私と真逆のタイプで人前大好きな「俺を見ろ」という感じの人間なので(私からしたら頭おかしいと思う笑)、
結婚式のスピーチはノリノリでやっていました。
特に事前準備もせず、紙に書くこともなく、当日朝に何言おうかなーと言っていました。
そんなスピーチ大得意な旦那に「どうすればスピーチが上手くなるのか?」と尋ねると、
「慣れないうちは上手いと感じるスピーチを真似すれば?」と言われました。
・・・なるほど、たしかに。
私のような人前苦手な人間が何もないところからスピーチのセリフを考えるのは
はじめから負けるとわかって勝負に挑んでいるようなもの。
オリジナリティで勝負して勝てるわけはありません。
「下手ならせめて上手い人から盗む」、まずこれが基本です。
というわけで、今回は人を惹きつける喋りができる有名人たちの名言の中から
「結婚式のスピーチにつかえる名言」をまとめてみました。
今回は新郎新婦ではなく、式に参列した知人友人の立場で使えるスピーチ例です。
結婚式のスピーチを頼まれていて困っている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
偉人の名言から引用する
古くから、偉人や著名人の言葉を引用してスピーチをまとめる事例は多いです。
偉人の言葉を一言入れるだけで、失敗のない無難なスピーチに仕上がります。
会社の部下へのスピーチなどで使用するとよいかと思います。
本田宗一郎
本田宗一郎さんの言葉に「自分が幸福になるように働け」という言葉があります。
◯◯君は自分の幸せはもちろん、これからは△△さんの幸せを一番に考えて、
健康第一で一生懸命働いて欲しいと思っています。
ゴッホ
「夫婦とは二つの半分になるのではなく、ひとつの全体になることだ」と炎の画家・ゴッホが言うように、これから○○さん△△さんは、2人で1つの長い長い物語を2人寄り添いながら
描いていって欲しいと思います。
オードリー・ヘップバーン
オードリヘップバーンさんは「もし結婚するなら、どっぷりと結婚していたいの」と言われていますが、○○さん△△さんも家庭を大切に、どっぷりと幸せな家庭を築いていって欲しいと願って止みません。
芸人の「相方」へ贈るスピーチから引用する
コンビ芸人のどちらかが結婚したときの「相方」のスピーチは感動モノです。
ある意味、奥さんよりも深い絆で結ばれている「相方」。
奥さんよりも長い時間一緒にいて、一緒に夢を追いかけてきたと言っても過言ではありませんし、
結婚した後も奥さん以上に長い時間を一緒に過ごしていくのが「相方」です。
そんな「相方」が贈るスピーチの言葉をみてみましょう。
誰かの言葉を引用するパターンよりも、ストレートに思いをぶつけるものが多いです。
長年苦楽を共にした「相方」のスピーチには、思わずぐっと来るものがあります。
上手く言おうと型にはまったスピーチをせずに、
こんな風に思いをストレートにぶつけてみてもいいかもしれません。
FUJIWARA原西(藤本敏史と木下優樹菜の挙式にて)
「こうやって、先輩方であるとか後輩であるとかにね
これだけ慕われているっていうのは、彼の人望だと思いますし・・・。
すいません・・・僕は相方なので、日頃言えませんが
僕がもし藤本君の友達だったら、僕は藤本君の事が大好きです。
僕の大好きな藤本君を選んでくれた優樹菜さん、本当にありがとうございます。」
原西が藤本に「大好き」と面と向かって言ったのは初めてだったそうで、
藤本も会場に集まった芸人たちもとても驚いたそうです。
チョコプラ長田(チョコプラ松尾の挙式にて)
「まずは、まっちゃん、奥さん、結婚おめでとうございます。
非常に…非常になんやかんやありましたけど…(号泣)、そんな2人の幸せの門出に、相方の大好きな曲を贈りたいと思います。
(西城秀樹の『走れ正直者』を熱唱)
まだまだいたらない2人ですが…これからも皆さんよろしくお願いします…」
スピーチ自体はごく普通の内容ですが、
「こんなに人が集まる結婚式ができるなんて。こんなところまで来れてよかったな」
と途中で感動して泣いてしまったそうで、その涙が会場の感動を誘いました。
大御所のスピーチから引用する
伊東四朗(東貴博と安めぐみの挙式にて)
※伊東四朗は東貴博の父である故・東八郎と親交があった
「今日まだ八ちゃん(故・東八郎)が会場に来てないんだよ。
八っちゃんはめったに遅刻しない奴なんだが、
その昔、珍しく仕事に遅刻をしたことがあったんだ。
会場のすぐそばに住んでいたし、
めったに遅刻しないもんだからどうしたのか心配になって。
しばらくして遅れて八っちゃんがやってきたからどうしたんだと聞くと
『今朝、息子が産まれた』と(東貴博が産まれた日のこと)。
息子の誕生が嬉しくて嬉しくて。
嬉しさのあまり会場を間違えてしまって、
それで遅刻をしてしまったんだと。
(会場に目をやり)八ちゃん、また遅れてやってきたな。
嬉してまた会場を間違えたんだな(笑)
(新郎新婦のあいだに座った“八郎”に向かって)八っちゃん、グラス持てよ。
じゃ、みんなで乾杯しよう。」
伊東四朗は東貴博が生まれた日のことを覚えているんですね。
新郎の亡き父と盟友だからこそできる感動のスピーチです。
このスピーチは出席者から「伝説」と語り継がれており、
いろんな出席者がラジオやインタビューで伊東四朗のスピーチについて感動したと語っています。
いかがでしたでしょうか?どれも素敵なスピーチですね。
変に深く考え過ぎずに、ストレートに思いを伝えた方が、響くのではないでしょうか。
背伸びをした言葉で綺麗に表現するよりも、その人とのこれまでの出来事を振り返って、
思いの丈をストレートに言葉に綴ってみるとよさそうですね。
イラスト:MAYOMI