結婚

未婚化や晩婚化が進行・・・平成30年間で日本の「結婚事情」がいかに変わったのか?

当記事は暮らしのあるあるを記事にしていますが、企業から取材費及び試供品・お試し品をいただいた上で記事を掲載しています。また、アフィリエイトやその他広告を活用していることもあります。


こんにちは。WAKARU編集のまるこです。

 

もうすぐ平成が終わってしまいます。

そこで今回は「平成30年間で変わった結婚事情」にまつわるお話です。

昭和の結婚と言えば、「夫が外に働きに出て妻が家は守る」というスタイルが主流でしたが、

平成では「女性の社会進出」が目立ち、結婚の形が少しずつ変化していきました。

共働き・晩婚・少子化・・・など、平成30年間の結婚事情をまとめます。

 

未婚化・晩婚化が進む

平成30年間の間に、男女ともに未婚率が上昇しました。これがそのグラフです。

(画像引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/261817)

 

青が昭和(1985年)、赤が平成(2015年)です。

 

特に30~40代男性、20~30代女性の未婚化・晩婚化が進んでいます。

例えば1985年は30代の未婚男性は20%だったのに対し、2015年は2倍の40%に増えています。また、20代で結婚する男性の数は大きな変化がありませんが、20代で結婚する女性の数は大きく減りました。

 

人口問題研究所の将来人口推計によれば、未婚化は今後も進行し、

2035年には男性の3割、女性の2割が生涯独身になると予想されています。

 

離婚率が上がる

昭和の時代、世帯の中心は「夫婦と子供」からなる核家族でした。

1985年「核家族」(夫婦と子供からなる家族)の割合は全世帯の約40%だったのに対し、

2015年には27%まで減少しました。平成は「3組に1組が離婚する」ほど、離婚率が上昇しています。

年間16万組が結婚、11万組が離婚をしています。

 

 

未婚化・晩婚化・離婚率の上昇の背景は?

平成になり、婚姻数が減少し、離婚率が増加しました。

一生結婚しないという人も増えている上に、結婚しても離婚するという人も増えているのです。

 

この背景には「女性の社会進出」と「非正規雇用が増えたこと」があると考えられます。

 

◎「女性の社会進出」について

結婚することでの経済的恩恵が必要ではなくなったのです。

男に頼らずとも生きていける、ということです。

結婚にメリットを感じないという女性も多いです。

また経済的に自立しているがゆえに離婚という選択肢を選ぶ人も増えたのです。

 

◎「非正規雇用が増えたこと」

男女ともに「非正規雇用」が増えています。

平成はリストラという新語が流行り、完全失業者も増えた時代でした。

経済的に安定しないと婚姻率は下がります。

特に男性は結婚に慎重になるという人が多いでしょう。

 

いかがでしょうか?

 

これらの情報だけをみると、昭和よりも平成の方が結婚の価値が失われてしまったように思えます。

しかし、結婚するかしないかは本人の自由ですから周囲がとやかく言う権利はありません。

誰も結婚しなかったら地球の人口は減り続け、いつか人類は滅んでしまいますがそんな心配はまずない

と思います。多様な価値観が認められており、結婚だけが全てではありません。

結婚しないという人生も本人が納得しているならば大いに結構だと思います。

 

 

さて、間もなく新しい時代「令和」が始まります。

結婚の価値観もさらに変化していくでしょう。一体どうなるのか楽しみですね。

 

イラスト:すずはらだ

 

 

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