こんにちは。WAKARU編集のマチルダです。
みなさんの周りに、この人変だな…と感じる時はありますか?
goo国語辞書で“変人”を調べると、
”言動や性格に普通の人とは変わったところのある人。変わり者。「奇人―」”
とのことでした。
そんな差別のような事いって、マチルダさんの感覚がおかしいんじゃないの?と思われる方もいると思いますが、
別名“変態ホイホイ”という異名がある私が体験した話をご紹介します。
当時の私は19歳の学生。
地元の焼き鳥屋で看板娘として(え?)バイトをしていました。
焼き鳥屋といっても大衆居酒屋なので、出勤時間は夕方17時から深夜2時まで。
そりゃあいろんなお客さんがきます。
また、うちの居酒屋は入り口がガラス戸になっていて、入る前に中が覗けます。
たまに、お店には入らないけど、外から見てるお客さんっていますよね。
だいたいは、この居酒屋空いてるかな?いっぱいかな?って思ってのぞく人が多いと思うんですが、
今回のケースは違います。
コツン…
と、ガラスの音がして外を見ると、一人の男性が中をうかがっています。
店の中は比較的お客さんでいっぱいでしたが、どのテーブルも2時間近くたち、少し落ち着いていました。
そろそろ帰るお客さんも出てくるころだし、その旨伝えようと私だけ外にでました。
私「いらっしゃいませ!いまカウンターは空いてるんですが、少しせまいお席なので、テーブル片付けますね!」
男「いや…あの…一人なんで…。」
私「あ、はい、狭くてもカウンターのほうがよろしいですか?」
男「いや…あの……あなたは学生さん?」
私「あ、はい、そうです。すみません。」
わたしはなにか失礼があったかなと思い謝りましたが、次にでた言葉に驚きました。
男「あの…学生さんなら、制服きますよね?
セーラー服ですか?靴下は紺色?ルーズソックス?
もしよかったら、3万円で靴下を買いたいんですが。」
………………あのね、いろいろツッコミが追いつかないです。
まず、高校生じゃないし、セーラー服なんて近辺の学校にはないし、ルーズソックスとか死語だし。(その世代の方ごめんなさい)
言葉に詰まって戸惑っていたら、ガラガラとドアを開ける音がして、店長が出てきました。
店長「マチルダ!油打ってないで、片付け手伝え!」
私「すみません!すぐいきます!」
といってわたしは我に戻り、慌てて店の厨房まで走っていくと、店長がついてきて
店長「大丈夫か?片付けは嘘なんだが、困っているように見えて。
あと、あの人確か〇〇に住んでて、既婚者のはず。まあ、気をつけてな。」
ということでした。
私は思いました。
既婚者って、決まった女性がいて、家庭があるんだよね?
さっきのは、私を口説こうとかデートにいこうとかではなく、売買の話だよね?
でもさ、仮にあげる人がいるとすると、それはそれで需要があるんじゃないか?
お互いシアワセってやつ。
それで犯罪にならないなら、それはそれで平和なのかな…と思いました。
イラスト:すずはらだ