こんにちは。あるある体験記編集のまるこです。
突然ですが、私は「宝くじ」の売り子さんにあこがれています。
人生で一度はやってみたいと憧れる仕事なのです。
「宝くじ」って、買う人が好きな数字を自分で書くパターンもあれば、
売り子さんが選んだものを手渡しされるパターンもありますよね。
後者の場合、運を引いてくるのは売り子さんなわけですから、
売り子さんの責任は重大です。
自分の選択で誰かにハッピーをもたらせる、とても楽しい仕事であると思います。
今回は、そんな「宝くじ」にまつわる疑問を解消してみたいと思います。
宝くじにまつわる不正の噂
「宝くじ 不正」で検索すると、こんな関連キーワードが出てきます。
宝くじ の 当選 の 矢 は コントロール できる
宝くじ 関係者しか当たらない
どこの世界でも自分の思い通りにならないと、
「ちっ!出来レースじゃねーの」って言い出す奴はいますよね(笑)
宝くじの世界は、かなりクリーンに見えますが・・・。
当選発表を会場でお客さんの目の前でやりますし、方法も矢を指して決めるので・・・。
宝くじ の 当選 の 矢 は コントロール できる
これができる人はオリンピックに出るとか、東京フレンドパークに出るとか、
もっと他のことに才能を使うでしょう(笑)
仮に矢やボードに電磁石を入れるなどの細工をしたとすれば、
変な飛び方をすると思うのでバレると思います。
矢が飛ぶ方向が急に曲がって引き寄せられたというような
不自然な現象はみたことがありません。
抽選番号をコントロールすることは不可能だと思います。
よって、「矢がコントロールできる」「関係者しか当たらない」はガセでしょう。
売れ残りを誰かが自分の物にしていないの?
抽選後の当選番号が発覚した後に不正をやっているんじゃないか?という人もいます。
つまり、「売れ残りを誰かが自分の物にしていないの?」です。
たしかに、余りくじの中に当たりがあった場合、
不正をしてしまう人が現れないのでしょうか?
例えば、売り子さんが余りくじの中に当たりくじがあったのを見つけ、
急ぎで知人に買わせるとか。
宝くじは「誰がいつ購入したか」を記録していませんから、
売り子さんが不正をしようと思えばできそうな気がします(ごめんなさい)。
では、どのように不正のないように管理しているのでしょうか?
みずほ銀行の管理方法を調査してみました。
答えは、「抽選前に全てシュレッダーにかける」のだそうです。
宝くじの売れ残りは、運営しているみずほ銀行で抽選前にシュレッダーで処分されます。
抽選前に一括処分しますので、
処分した宝くじの中に当たりがあるかはこの時点ではわかりません。
また、売れ残った番号は当選しないようにするといった細工も一切行われていません。
売れ残った宝くじの番号は全てデータとして保存されるということです。
(売れ残りだけでなく、全ての宝くじがどの販売所で売られたのかも
しっかり保存されています。)
そして、シュレッダーにかけた売れ残り宝くじは、
抽選前に全国宝くじ事務協議会に届けられます。
そのため、当選番号が分かってからデータを変更することは不可能です。
不正は絶対にできないようになっているのですね!さすがみずほ銀行です!!
収益金の行方
宝くじの収益金は以下のように振り分けられています。
(画像引用元:みずほ銀行公式サイト)
当選者に支払う以外に、全国都道府県及び20指定都市へ納められているのです。
各都道府県に納められたお金は、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、
教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われています。
いかがでしたでしょうか?
買ってもどうせ当たらないと思っている方、されど買わないと当たらないのが宝くじです。
「宝くじ」は日本の経済を活性化させるとても意味のあるものなのです。
「イカサマじゃないの?」と疑っていても誰も幸せにはなりませんから、
「いつか宝くじが奇跡を起こすかも」と信じてみるのも悪くないのではないでしょうか。
イラスト:すずはらだ